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【原子力】

福清原子力発電所3号機の燃料装荷完了、今年後半の稼動に期待(16/04/06)
2016/4/6
中国【原子力】

 中国国家原子力公社(CNNC)は4月6日、福建省の福清原子力発電所3号機(CPR-1000)の原子炉への燃料装荷が4月4日までに完了したと発表した。今年後半の稼動が期待されている。

 福清原子力発電所は、CNNCの中核子会社である中国核工業集団(51%)、中国華電集団(39%)、福清投資開発(10%)が共同で建設・運営し、100万kW級の原子炉6基(PWR、加圧水型原子炉)の建設が計画されている。

 1号機は2014年7月に稼動、11月に商業運転に入った。2号機は2015年7月に初臨界に達し、2015年10月に稼動。3号機は2015年8月に原子炉格納容器の耐圧試験に成功しており、2016年後半の稼動が期待されている。4号機は2017年に稼動見込み。

 国務院は4月中旬、5号機と6号機の建設を最終認可した。6号機は2015年5月に、6号機は同12月に、原子炉系統部分へコンクリート投入が行われている。5号機は、中国が国を挙げて開発に取り組む第3世代の新型原子炉「華龍1号」の初の実証炉プロジェクトとなる予定。


(World Nuclear News 4月6日)