中国国土資源部は4月6日、国際油価が低迷しても国内の原油生産は規制しないとの考えを示した。「2015年中国主要鉱山資源埋蔵量の新規増加状況」に関する記者発表の席上、国際油価の低迷を背景に中国国内で「石油を生産するより購入した方がまし」との声が出ている状況に対してコメントしたもの。

　中国のインターネット情報によると、中国の原油生産の平均コストは40ドル/バレル前後で、2016年現時点の原油価格では、大慶、勝利などの老朽化油田は採算が合わない。国土資源部は、国内の原油生産を規制しない理由として、「市場シェアの確保」と「雇用の確保」の2つを挙げている。

　（人民網4月6日）