中国の代表的PV企業である天合光能がタイ国所在の泰中ラヨーン工業団地で工場の操業を開始した。中国のPV企業は、新たに海外製造モデルを構築し、資源の有効利用、対外競争力の向上、世界シェア拡大など新たな発展段階に進んだ。

　天合光能の董事長(会長)兼CEOの高紀凡氏はタイに工場を建設した理由について、中国とタイの戦略協力パートナー関係の着実な発展、政府上層部の緊密な相互往来、地理的な近さ、血縁的、文化的親近感、タイの発展の勢い、優れたロケーション、整ったインフラ、為替レートの安定や、タイが東南アジアの経済・金融センターであり交通の中枢であることなどを挙げ、特に近年、タイ市場の開放と規範化が進み、投資関連の法規や政策が整備されつつあるとした。

　天合光能科技（泰安）有限公司はわずか241日で工場を完成させ、正式運営に入った。総投資額2億ドル、年商約3.8億ドルに達し、現地に1,200人以上の高技能者の雇用を創出する。

　（中国電力網 3月30日）