国家電力監督管理委員会の龍権主席は14日、遅くとも3月末までに電力供給を完全に復旧すると表明した。電力監督管理委員会は、復旧済みの地区における電力供給の信頼性を高めるとともに、完全に復旧していない地区や重点需要家については具体的な方案を策定して、3月末までに完全復旧を実現するとしている。

　電力監督管理委員会の計画表によると、国家電網公司は3月10日までに主要電力網で被害に遭った重要設備の修理、再建を完了し、3月末までに被災地区の電力網設備の復旧を完了して、電力網の正常な運転を回復する。南方電網公司も、3月5日までに被害を受けた220kV及び110kVの電力網をすべて修理して、被災区の電力供給を基本的に復旧し、さらに3月末までには500kV電力網及び西電東送の主要送電ルートを復旧して、正常な電力供給を回復するよう全力を挙げる。

　なお、電力監督管理委員会の計画案では、民生用及び重点需要家への電力供給を優先した上で、その他のユーザーに対する復旧を徐々に行う形で、復旧計画を統一的に進めることになる。

　（中国能源網 2月15日）