北京オリンピック開幕までちょうど1年の節目に、北京のエネルギーの供給と安全を保障する北京環城石油製品パイプラインが完成した。

　北京環城石油製品パイプラインとジェット燃料パイプラインは中国石油化工(SINOPEC)の北京燕山分公司を起点に、六環路に沿って敷設され、房山、豊台、大興、通州、順義、昌平の6行政区を経由する。全長183km、SINOPECの長辛店、大興、東方、住海、昌平の5つの石油タンクを結び、年間送油能力は285万トンに上る。ジェット燃料用パイプラインは全長133km、首都空港に直結し、年間輸送能力は120万トン。

　また、このほど拡張工事が完了した長辛店石油タンクは、貯蔵量が22万m3に増え、華北地区最大の商業用石油タンクとなった。

(北京商報 8月10日)