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2016年のロシアの天然ガスが1,840億m3に微減 経済開発省の予測 (16/05/10)
2016/5/10
その他地域のエネルギー

 ロシア経済開発省は5月6日、マクロ経済予測レポートを発表し、EU諸国のロシア天然ガスに対する依存度の低下を勘案して、2016年のロシアからCIS以外の諸国への天然ガス輸出が前年比0.8%減少して1,840億m3になるとの予想を示した。また、同レポートは当面のロシアとウクライナの関係に鑑み、ロシアからウクライナへの天然ガス輸出は110億m3を上回ることはないと指摘している。

 レポートによると、ロシアの天然ガス輸出は2017年1,899億m3、2018年1,914億m3になり、2019年もこの水準を維持する。また、控えめな見積もりでは、2016年の天然ガス輸出は1,840億m3、2017年は1,887億m3、2018年は1,900億m3に止まる。

 また、2016年のCIS以外の諸国との天然ガス平均契約価格は159.2ドル/千m3、2017年は167.2ドル/千m3、2018年は159.1ドル/千m3、2019年は174.8ドル/千m3になる。

 天然ガス生産量については、国内の天然ガス需要の増加により、昨年の6,334億m3から2016年には6,410億m3に増え、2019年には6,760億m3に達する見込みである。

 2017年の天然ガス生産量は6,540億m3、2018年は6,670億m3に増える。控えめに見積もっても、2016年の天然ガス生産量は6,400億m3、2017年6,450億m3、2018年6,530億m3、2019年6,660億m3になる。

 (FX168財経 5月10日)