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中露第2原油パイプラインが今年6月着工の見通し (16/05/13)
2016/5/13
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス集団(CNPC)は5月12日、オフィシャルサイトにおいて、中露第2原油パイプライン事業が今年6月に着工されるとの見通しを発表した。

 中露第2原油パイプラインは完成済みの漠河−大慶ルートと並行して敷設される。

 CNPCの発表によると、全長942キロに上る中露第2原油パイプライン事業はすでに国家発展改革委員会から承認されており、2017年10月の完成が見込まれる。第1と第2原油パイプラインを合わせると年間輸送量は3,000万トンになる。

 2011年にロシアがESPO(東シベリア−太平洋)パイプライン支線経由で中国への石油輸送を開始したが、それ以来、中露両国のエネルギー関係は深まり、昨年の中国のロシア原油輸入量は28%増加して、ロシアは中国にとってサウジに次ぐ第2位の原油供給国になっている。

 ロシアの石油輸送会社TransneftのSergei Andronov副社長は先月、同社が2018年1月1日までに準備を進めて、中露間のパイプラインによって毎年3,000万トンの石油を中国へ輸送すると表明していた。

 (FX168 5月13日)