陝西省発展改革委員会に対する取材から、陝西省が今年、陝北地区にエネルギー生産革命実証基地を建設することが分かった。中央が提唱したエネルギー消費・エネルギー供給・エネルギー技術・エネルギー体制の4つの側面の「革命」を貫徹、実施する。

　陝西省エネルギー生産革命実証基地は次のような計画を進める。

　新エネルギー…1,000万kW級基地の建設を加速し、大出力・低風速の風力発電機や太陽光発電モジュールの転換効率向上など重点技術開発に取り組み、発電コストを引き下げる。延安の国家太陽光発電救貧実証都市の認定を支持し、新エネルギーの発展を加速する。

　石炭…脱生産能力に取り組み、坑井の自動化、スマート化を加速する。グリーン集約採掘を推進する。

　石油・天然ガス開発…精密・高効率注水を強化し、CO2・バイオ複合石油増進回収技術の研究を深めて、採収率の向上に注力する。

　石炭化学…省エネ・排出削減の新技術のインテグレーションと循環経済チェーンの育成を強化する。楡林の石炭化学事業を支援し、一群の精密化学事業を誘致して、産業チェーンを延伸する。

　（中国能源網 5月17日）