国土資源部、四川省政府、中国石油天然ガス集団(CNPC)、中国石油化工集団(SINOPEC)が成都で座談会を開き、「川南シェールガス探査開発試験区建設全体方案」を議決した。これは四

川省川南シェールガス探査開発試験区建設が正式に開始されたことを示す。

　川南シェールガス探査開発試験区は四川省南部に位置し、内江、自貢、宜賓、瀘州、楽山、資陽及び眉山の7ヵ市に跨る。面積約4.61万平方キロ、深度4,500メートルより浅いシェール

ガス可採資源量は約2兆m3に上り、中国でシェールガス資源が最も豊かで、最も大きい開発ポテンシャルを備える地区の一つである。川南シェールガス探査開発試験区の工期は2016〜2025年であり、2020年にはシェールガス累計確認原始埋蔵量を3,000〜5,000億m3、年産量を100億m3とし、2025年にはシェールガス累計確認原始埋蔵量を7,000〜10,000億m3、年産量を200億m3以上とする。シェールガスの探査・開発・利用を四川省の先端成長型産業とし、開放的で秩序があり、ウィン・ウィンのシェールガス探査開発市場の仕組みを構築して、試験区を中国の重要なシェールガス探査開発基地として建設する。

　（国土資源部 5月24日）