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【石油・天然ガス】

山東省日照−東明に中国初の1000万トン級陸海原油パイプラインが稼動 (16/06/08)
2016/6/8
中国【石油・天然ガス】

 日照−東明原油パイプライン(日東原油パイプライン)が中国石油天然ガス股份有限公司(PetroChina)の竣工検査にパスした。海上エネルギールートに繋がる年間輸送量1,000万トンの原油パイプラインが正式に稼動する。

 日東原油パイプラインはPetroChinaと山東省の協力事業の一つであり、PetroChinaが全く新しい理念によって建設する現代化原油パイプラインになる。

 日東原油パイプラインは山東省日照嵐山港を起点に、山東省菏澤市東明県の東明石化まで全長446.23キロ、年間設計輸送量1,000万トンに上る。海運によって輸入する国外原油を供給源とする。2009年に着工され、2013年1月に試運転を開始した。現時点で累計1,200万トン余りの原油を輸送し、試運転開始以来、連続安全・安定運転を持続している。

 日東原油パイプラインは中国東部沿海地区初の1000万トン級原油パイプラインであり、中国・カザフスタン、中国・ロシア、中国・ミャンマー、蘭州−成都、長慶−フフホト等の原油パイプラインとともに、東北、西北、華北、華東、中部、西南地区及び東部沿海の地域的原油パイプライン網を形成し、長江デルタ、珠江デルタ、環渤海、長江沿線、東北、西北、西南地区及び膠東半島を主とする原油並びに化学工業基地の戦略部署の構築を促進して、中国のエネルギーセキュリティの確保や民生向上に重要な作用を発揮する。

 (中国石油網 6月8日)