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【石油・天然ガス】

サウジGICが唐山曹妃甸区に大型石油化学一貫事業 (16/06/08)
2016/6/8
中国【石油・天然ガス】

 唐山曹妃甸区によると、ガルフ・インベストメント・コーポレーション(Gulf Investment Corporation:GIC)香港華通投資控股有限公司はサウジアラムコ並びにサウジ基礎産業公社(SABIC)と曹妃甸区に共同で建設する年産1,500万トン製油及び化学品製造事業について正式契約に調印した。

 GICの大型石油化学一貫事業は予想投資額60億ドルに上り、敷地面積は約5,150ムー、立地先は曹妃甸化学工業パーク、製油規模は年間1,500万トンになる。主にサウジアラビアの軽質原油を精製し、ハイクリーンの石油製品、エチレン、プロピレン、芳香族炭化水素、ブタン及び川下の高付加価値製品を生産する。基本計画では、石油製品と化学品の比率は1:1とし、エネルギー消費と環境保護の面で国際先進水準に達する。石油製品は「国6」標準に適合し、国内販売を主とし、韓国、台湾等への販売を従とする。化学品は華東、環渤海経済圏、長江デルタ経済圏を主要市場とし、韓国、ミャンマー、ベトナム等を潜在目標市場とする。

 事業の管理運営を担当する新公司は資本金5,000万元、名称は「華通京港(唐山曹妃甸)化工有限公司」である。2017年12月に着工し、2019年末に完成する予定である。

 (経済日報 6月8日)