6月21日、雲南省政府は《石炭産業の過剰生産能力解消と脱苦境並びに発展の実現に関する実施意見》を公布し、2016年から3年間、石炭産業生産能力抑制方案の対象外の新規炭鉱建設事業、生産能力を増やす技術改修事業及び生産能力追加査定事業の許認可を一律に停止することにした。

　また、生産能力30万トン/年未満で「重大」以上の安全生産責任事故が発生したことのある炭鉱及び生産能力15万トン/年以下で「比較的大きい」以上の安全生産責任事故が発生したことのある炭鉱については閉鎖・退出を適用する。2018年には雲南省の石炭生産能力総量を7,000万トン以下に抑える。

　意見書は、国と雲南省が取り交わした石炭過剰生産能力解消目標責任書に基づいて2,088万トンの生産能力を解消した上で、さらに退出の誘導を強化することを明確にしている。

　（中国煤炭資源網 6月22日）