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国家電網公司の「以大代小」発電権取引が大きな成果 (2007/08/13)
2007/11/19
中国【電力】

国家電網公司が展開している「以大代小」発電権取引が成果を上げている。これは、省エネ・排出削減総合対策の一環であり、クリーンで効率の高い発電ユニットを増やすため、過渡的措置として、小型火力発電ユニットが享有する発電量を大型ユニットに移譲し、その見返りに小型ユニットには経済補償を与えるというもの。

 このような方法は、クリーンで高効率の発電ユニットから優先的に電力を調達して、エネルギー消費と汚染物の排出を減らす上でも、また、ユニット閉鎖に伴う様々な問題の妥当な解決を図り、企業が省エネ発電からの電力調達へ着実に移行する上でも有効である。

 「以大代小」発電権取引はすでに15の省で展開されており、また5つの省が目下、その準備を進めている。今年上半期の「以大代小」による発電権取引量は207億kWhに上り、標準炭換算で167万tceの石炭を節約した。

 国家電網公司は所轄区域内で発電権取引を展開することによって、年間572万tceの石炭を節約し、6.74万トンの二酸化硫黄排出を削減できると見込んでいる。

 (国家発展改革委員会能源局ウェブサイト 8月13日)