国家電網公司への取材から、同社が6月25日、ロシア・グリッドと合弁会社設立並びに電力グリッド業務の展開で株主協定に調印したことが分かった。

　今回調印された株主協定に基づき、合弁会社はロシアにおいて配電網の投資・建設・経営及びEPC(設計・調達・建設）業務を展開する。

　株主協定は合弁会社を登記する上で重要な文書になり、合弁会社の投資・経営・管理における株主双方の権利・義務を確定し、合弁会社の業務の範囲、発展戦略やコーポレート・ガバナンス等についても規定した。国家電網とロシア・グリッドは株主協定に基づいて合弁会社の登記と設立を速やかに進めるとともに、関連協力事業も前向きに推進する。

　国家電網公司の舒印彪董事長(会長)は次のように表明した。ロシアの送配電網の建設・改修のニーズとマーケットは極めて大きい。合弁会社の設立によって、国家電網の技術的優位と電力網の建設・改修の豊かなノウハウを十分に発揮して、中国の電力技術・装備・エンジニアリング・サービス等がロシア市場に参入するよう促進することが可能になる。中国企業の国際化発展水準をさらに上昇させる。

　（中国財経 6月25日）