消息筋によると、中国政府が7月4日に発給した2016年第3期石油製品輸出枠は前年同期の輸出枠に比べ79％増えた。今年の輸出枠の規模は昨年第1〜3期の輸出枠の合計の2倍以上になった。

　消息筋によると、中国政府はすでに製油所へ第3期石油製品輸出枠608.5万トンを発給した。今年第1〜3期の輸出枠合計は4,000万トンを超え、前年同期の1,900万トンを上回った。これは中国が独立系製油所の石油製品輸出を許可したことが背景にある。

　もっとも、今年第3期の輸出枠は第2期の1,450万トン、第1期の2,090万トンを下回った。

　なお、第3期輸出枠の中でガソリンが大きな割合を占め、244万トンに上った。もっとも、2月以降、アジアのガソリン供給は過剰であり、第2期のガソリン輸出枠320万トン、第1期の440万トンを下回った。

　（新浪財経 7月5日）