中国国家発展改革委員会が7月21日に発表した統計によると、2016年上半期の中国の石油製品消費量は1億4,141万トン、前年同期比4.4％増になった。うちガソリンは13.7％増、軽油は3.1％減。

　上半期の中国の原油生産量は1億45万トン、前年同期比4.8％減、原油精製量は2億5,638万トン、8.9％増、石油製品生産量は1億5,910万トン、7.1％増。

　2016年以来、国際油価の下落に伴い、中国の石油製品価格は「下げ止まり」状態に入ったが、4月末以来、石油製品価格は4回連続で引き上げられた。

　もっとも石油製品価格の上昇傾向は一息ついている。国家発展改革委員会が7月21日に発表した石油製品価格の最新調整状況によると、最近の国際油価の変動状況に基づき、現行の石油製品価格形成の仕組みに従って、2016年7月22日より、中国国内のガソリン価格を155元/トン、軽油価格を150元/トン引き下げた。

　なお、国家発展改革委員会は、石油製品価格形成の仕組みの運用状況について密接に追跡しているところであり、国内外の石油市況の変化に合わせて、さらに研究と完備を進めるとしている。

　（中国新聞網 7月22日）