通関統計によると、中国の主要な製油センターである山東省の地方製油所が今年上半期に輸入した原油は2,223万トン、108万B/Dになり、昨年同期の4倍余りに上った。しかしながら、エネルギーコンサルティング機関Energy Aspectsによると、6〜7月は製油所の検査シーズンに当たり、輸入関連の物流が制限されるため、地方製油所の原油輸入は5月期の140〜170万B/Dから、6月期には95〜110万B/Dに鈍化した。Energy Aspectsは「輸入市場の新参者である地方製油所は依然様々な選択肢を模索しているところだ。彼らは今後次第にサプライヤーと長期取引を確定するかもしくはもっと多くの業者との取引によって原油購入を確かなものにするが、それには6〜12ヵ月の時間がかかるだろう」と指摘する。

　（中国石化新聞網 7月28日）