BMIリサーチのエネルギーアナリストによると、2016年の中国の原油輸入量は740万B/Dに達する公算である。2015年の輸入量は670万B/Dであった。

　同アナリストによると、今年初頭に中国の製油所の原油輸入が大幅に上昇したのは、多数の製油所、特に地方製油所が低油価から利益を得ようとしているからである。但し、第3四半期にはこうした購買のエンジンも減速する可能性がある。製油所が石油製品の供給過剰の解消に努めるからである。もっとも、冬季の需要が原油輸入を押し上げ、今年11月〜来年1月頃まで上昇すると見られる。

　（中国石化新聞網 8月2日）