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【石炭】

石炭市場の供給過剰に実質的な変化はない 中国煤炭工業協会 (16/07/19)
2016/7/19
中国【石炭】

 中国煤炭工業協会の王顕政会長は7月19日、2016年夏季全国石炭交易会において、当面の石炭市場の供給過剰には未だ実質的な変化は発生していないと表明した。王会長は次のように表明した。
 
 2012年下半期以降、石炭経済は4年にわたり下振れし、需要は下がり、価格は下落が続き、石炭在庫は高止まりし、売掛金が増加して、石炭企業の収益水準は大幅に下がり、赤字企業が増え、経営状況は日増しに厳しくなっている。今年に入ってから、石炭産業の過剰生産能力解消と脱苦境に向けた総合政策の推進により、石炭価格は小幅の回復を実現し、少数の大規模現代化炭鉱の経営状況には好転の兆しが現れ始めた。しかしながら、石炭消費需要は引き続き減少し、資金チェーンは逼迫し、債務規模は大きく、リスクが増えている。炭鉱の安全生産への圧力も大きくなり、特に老朽鉱区や老朽企業の経営は困難を増している。総合的に分析すると、当面の石炭市場の供給過剰の傾向には未だに実質的な変化は発生しておらず、石炭経済の低迷状況を短期的に変えることは難しい。中国のマクロ経済発展の基本動向と国が推進する供給側構造改革関連の政策効果を分析すると、安定回復の兆しはますます鮮明になってはいるが、石炭市場には依然として不確実性と不安定性の要素が存在している。

 (新浪財経 7月19日)