イラン国営石油公社NIOCのMohsen Qamsari国際部長は、中国の民営製油所がすでに200万バレルのイラン原油を購入したことを明らかにした。これはイランが中国の民営製油所と結んだ最も大きく、最も信頼できる販売契約になる。

　中国はイラン原油の最大の買主であり、60万B／Dの原油を輸入している。中国政府は最近民営製油所の原油輸入を許可するようになり、イランは中国への原油輸出を拡大するチャンスを得ることになった。

　Mohsen Qamsari国際部長は、中国の民営製油所は資金力が脆弱であり、規模も限られていると指摘した上で、「イランはすでの中国の民営製油所へ200万バレルの原油を販売したが、取引で合意するには大きな困難が伴う。我々は中間業者が責任を負って中国の民営製油所へ原油を販売する方向で検討を進めている」と述べた。

　Mohsen Qamsari国際部長によると、中間業者を介在する中国民営製油所への原油販売はすでに試みが進められている。Trafigura Commodity Companyはイランと小規模の長期契約を結び、貨物を所定の目的地へ輸送することになるる。目下、イラン側の協調と承認を待っているところである。

　（中国能源網 8月5日）