国家統計局の9月2日発表によると、2016年初頭時点で、中国は舟山、鎮海、大連、黄島、独山子、蘭州、天津及び黄島国家石油備蓄洞庫（地下貯蔵庫）の8ヵ所の国家石油備蓄基地を完成させており、これら備蓄基地及び一部の社会・企業備蓄を合わせると原油備蓄は3,197万トンになる。

　CNPC経済技術研究院のデータによると、2015年の中国の石油純輸入は3.26億トンであり、上述の備蓄は概ね石油純輸入量の36日分になる。米欧日など先進経済体の石油備蓄能力と比べるとなお小さからぬ格差がある。

　国家統計局は昨年末、総備蓄容量2,860万m3の国家石油備蓄基地8ヵ所が完成し、備蓄基地と一部の社会備蓄を合わせると、原油備蓄は2,610万トンになると発表していた。

　（新華社 9月5日）