1. HOME
  2. 中国 【石油・天然ガス】

中国
【石油・天然ガス】

サウジSABICと神華が寧夏に石炭化学コンビナートを建設へ (16/09/06)
2016/9/6
中国【石油・天然ガス】

 サウジ基礎産業公社(SABIC)は、神華寧夏煤業集団公司並びに寧夏回族自治区政府と合弁事業の建設について原則合意したと発表した。共同で寧夏自治区に合弁石炭化学コンビナートを建設する。
 
 SABICは2009年に中国石油化工集団(SINOPEC)と中沙(天津)石化有限公司を設け、2010年5月に化学品年産320万トンの合弁事業を稼動させていた。

 SABIC副会長兼CEOのYousef Abdullah Al-Benyanによると、神華との合弁事業は目下評価段階にあり、SABICは30〜40億ドルを投資する見通しである。完成すると、エチレンとプロピレン年産70万トンになる。この合弁事業はポリマー及びその派生製品を高分子化学応用分野に供給することになる。

 中国の化学工業が生産過剰を来たしている中で、SABICが中国市場に深入りする理由について、Yousef副会長は、SABICの中核製品は中国が依然として輸入を要する範囲であり、中国はエチレンの40%以上、プロピレンの30%以上を輸入しなければならないと指摘する。

 なお、SABICが明らかにしたところでは、同社はSINOPECとの合弁によるポリカーボネート事業を間もなく建設する。

 (中国能源網 9月6日)