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【石炭】

発展改革委員会が毎月800万トンの先進的石炭生産能力投入を計画 石炭価格の上昇抑制が狙い (16/09/08)
2016/9/8
中国【石炭】

 石炭脱生産能力は予想を超える影響を及ぼしている。石炭供給を保障し、石炭価格の急すぎる上昇を抑えるため、国家発展改革委員会は毎月800〜900万トンの先進的石炭生産能力を投入することを計画している模様である。

 9月6日以降、ネット上で《石炭供給の安定と石炭価格の急すぎる上昇の抑制の事前対策に関する会議通達》が流布している。この通達によると、「《国務院の石炭産業過剰生産能力の解消と脱苦境並びに発展の実現に関する意見》の趣旨を体現しつつ、石炭の安定供給を保障し、価格を合理的な水準に維持して、石炭脱生産能力のための好ましい環境を構築するため、国家発展改革委員会、能源局、煤鉱安全監察局及び煤炭工業協会は石炭供給の安定と石炭価格の急すぎる上昇の抑制に向け事前対策起動会議を開催する」。会議は9月8日午前に開催される。

 会議に参加する業界関係者から確認を得たところでは、石炭供給を保障し、石炭価格の急すぎる上昇を抑制するため、一部の先進的石炭生産能力が投入される。関係政府部門はすでに先進的生産能力炭鉱のリストを作成しており、同リストには70ヵ所余りの炭鉱が入っている。

 上掲の関係筋によると、これら70ヵ所余りの炭鉱は年間作業日数が276日から330日に増やされる。つまり、これらの炭鉱の生産量は約16%増えることになる。国家発展改革委員会はこれらの先進生産能力の投入によって石炭生産を毎月800〜900万トン増やす計画であり、年間石炭生産量は約1億トン増える。9月8日の会議で任務の部署が行われる見通しである。

 (澎湃新聞 9月8日)