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【原子力】

中核とABBが強者同士の連合へ 中国の原子力発電に新たなページを開く (16/10/10)
2016/10/10
中国【原子力】

 中国核電工程有限公司からの情報によると、中国核工業集団とABBグループは9月18日、今後の協力を順調に進めるため、交流を行った。

 ABBグループは電力と自動化技術で世界をリードする企業であり、その製品は直流送配電システム、電力自動化システム、各種計測設備やセンサー、実時制御システムや最適化システムなど多岐にわたる。ABBにとって中国は最大の市場である。ABBは、三峡発電所の建設及び送配電事業、南水北調事業、青海チベット鉄道など中国の重点事業に参加し、多くのノウハウを蓄積している。今回の中核との協力も強者同士の連合になるに違いない。

 今回の両社の会談において、ABBは今後の原子力発電事業をめぐって中核との協力をさらに進めたいとの意向を示し、中核は、原子力発電の安全問題や設備製造技術水準を一貫して重視していると表明し、ABBがその優位を発揮して双方の今後の協力の順調な進展を手助けするよう希望するとした。

 今回のABBと中核の交流は双方の協力を強化する上で基盤を固めるとともに、中国の原子力発電産業の発展にも寄与するものになる。

 (中国能源網 10月10日)