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【原子力】

中広核が英国「華龍一号」事業の2020年正式着工を計画 (16/10/10)
2016/10/10
中国【原子力】

 中国広核集団のスポークスマン黄暁飛は10月9日、中国が独自知財権を有する第三世代原子力発電技術「華龍一号」について、英国の包括設計審査(GDA)にパスした上で、2020年に実施に移す計画であると表明した。

 中広核の英国原子力発電事業の契約交渉責任者である曹毅剛氏によると、中国が英国のヒンクリーポイントC、サイズウェルC、ブラッドウェルBの3つの原子力発電事業の投資と建設に参加するのは「華龍一号」がGDAにパスした後にブラッドウェルB事業を最終的に実施することが核心である。

 英国政府は9月にヒンクリーポイントC事業の最終投資契約に調印後、「華龍一号」技術のGDA審査を受理した。

 中広核の「華龍一号」GDAプロジェクトの毛慶部長の説明によると、中広核は5年(60ヵ月)かけて審査にパスする計画であり、ブラッドウェルB事業計画に基づき、「華龍一号」を英国に定着ささせるため、種々の作業を着実に推進する。

 黄暁飛氏によると、「華龍一号」がGDAにパスすると、巨大なデモンストレーション効果を生み、中国の原子力発電技術に対する国際市場からの信頼を増強し、中国の装備製造業のグレードアップと「走出去」(対外進出)にも波及する。

 (中国電力網 10月10日)