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【石油・天然ガス】

中国 第4期石油製品輸出枠が通達 通年の輸出枠は昨年比51%増に (16/10/11)
2016/10/11
中国【石油・天然ガス】

 国内製油所からの情報によると、商務部と税関総署は先日、2016年第4期加工貿易石油製品輸出枠347万トンを通達した。第4期は第3期に比べ43%減少した。今回は中化泉州と中国石油化工(SINOPEC)の製油所に対する割当が主であり、中化泉州は30%、シノペックは29%を占めた。2016年に通達された石油製品輸出枠は合計4,507.5万トンになり、昨年に比べ51%の増加になった。

 国内の経済成長率が低下する中、2016年に中国の石油製品供給過剰が激化し、国は石油製品輸出の緩和を明確にしている。2015年末には条件に適合する製油企業の輸入原油精製と石油製品輸出の再開を暫定的に許可し、地方製油所は2015年末と2016年に石油製品を輸出するチャンスを初めて獲得した。その上、製油所に対する輸出枠の数量も大幅に増加し、国内の供給過剰局面を有効に緩和することになった。

 第3期及び第4期の輸出枠の中で中化泉州がそれぞれ最も大きい比率を占めた。国内の需要が限られる一方、輸出の収益が相当高いためである。中化泉州のガソリンの月平均輸出は今年3月以降15万トン以上であり、軽油の月平均輸出量は7月以降に14万トン以上に増えた。

 第4期輸出枠には新しい顔ぶれも加わった。墾利石化と斉潤石化は今回初めてガソリン輸出枠を申請した。

 (中国能源網 10月11日)