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イランが国内の会社にも大型石油プロジェクトへの参加を許可(16/10/24)
2016/10/24
その他地域のエネルギー

 

 イラン石油省によれば、同国石油大臣Bijan Zanganehは、「これまで海外の企業のみに限られていたイランの大型石油プロジェクトへの入札に、国内のエネルギー会社も参加することになるだろう」と述べた。この動きは、国内の保守派からの不満「イランが核を巡る制裁を解かれ、国際的な孤立から脱却しようとしている今、国内大型プロジェクトで海外のエネルギー会社だけが主導権をとることが許されているのはおかしい」に呼応するものである。

 イランの二つの巨大コングロマリット、Khatam Al-Anbia(エリート組織であるイスラム革命防衛隊(the Revolutionary Guards:イランの正規の共和国軍と平衡する軍隊組織の支配下にある)とSetad(イランの最高指導者のオフィスが管理する)、は口を揃えてイラン南西にある巨大なSouth Azadegan油田の開発入札への参加を希望していた。

 同石油大臣は、「『上記2社が、この油田の開発に入札するため3か月の準備期間が欲しい』と云ってきたので、それを認めた」とテヘランで開催中のコンファレンスで明らかにした。イラン国営石油NIOCの副社長Gholamreza Manouchehriは、記者会見で「South Azadeganや他の巨大プロジェクトは、国際企業のためにとっておいたものだが、イランの会社も少数派のパ−トナーとして参加することになる」と述べた。

 イランは、海外からのより良い技術や資本を欲しているが、過去の歴史は、海外資本による開発が、国のエネルギー部門での国際企業のプレゼンスに対して、国民をかなり神経質にさせてきた。元国会議員のAhmad Tavakoliは、100億ドルの価値があるとされるSouth Azadeganプロジェクトで、フランスのTotalを優遇したとして現職石油大臣を非難した。

 イスラム革命防衛隊と関係する Khatam Al Anbia、及び1980年代後半に設立されたホメイニ師の指示実行本部であるSetadは、ともにイラン国内で幅広く経済的な権益を有している。

 Zanganeh石油大臣は、また次のようにも述べた。「長らく待ち望んでいた石油契約の新様式は、まだ完成していない。そのテキストは最終的となってはいないが、現在最終段階でのチェックを進めている。また、海外企業の資格要件についても目下検証中である。