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シンガポールで世界最大の浮遊式太陽光発電セルのテスト・ベッドの立ち上げ(16/10/25)
2016/10/25
アジア【電力】

 

シンガポールの環境・水資源省大臣、Masagos Zulkifli氏によると、1ヘクタールのスペースに10種類の異なる太陽光発電セル・システムを有する、世界最大の浮遊式太陽光発電セルのテストベッドが10/25(火)に立ち上げられた。

 この1,100万ドルのテスト・ベッドは、Tuas地区のTengeh貯水池にある住宅庁(Housing Board)の5部屋からなるフラット約100棟分の規模で、向こう6か月間で種々のシステムの性能と費用対効果を調査するために使われる。

 太陽光発電システムの各々は、1kwのピーク能力を持ち、100前後のセンサーでチェックされる。その結果はシステムどうしで競わせられる。浮遊式のシステムも近隣地域に建設されたルーフトップ型の20kwのピーク能力を持つシステムと比較される。

 最終的には、最優秀の2つの太陽光発電システムが選ばれ、より大規模な2メガワットのピーク能力に向けて試験運転に付される。

 このテスト・ベッドのプロジェクトは、シンガポールの経済開発庁( Economic Development Board (EDB))と公益事業庁(PUB)のイニシアチブでなされている。種々の太陽光発電システムの科学的な評価は、シンガポールの太陽エネルギー研究所(Seris)が実施する。