国家能源局の《2016年エネルギー工作指導意見》に基づき、中国は今年末までにエネルギー発展第13次5ヵ年計画を公布することになる。国家能源局ハイテク司エネルギー処の鄭方能処長は、中国のエネルギーの発展と改革の戦略指指針はすでに明確であり、主にエネルギー消費総量規制、石炭のクリーンで高効率の利用、クリーン・エネルギーの発展、エネルギー体制改革に集中させると表明した。

　鄭方能処長によると、第13次5ヵ年計画期には安全でクリーンで効率が高く低炭素の現代的エネルギー体系の建設を急ぐが、中でも石炭消費の規制が最優先の任務になる。石炭は第13次5ヵ年計画期のエネルギー消費総量規制の重点であり、石炭消費の比率を現在の66％から60％以下に引き下げることになる。

　実際には中国の石炭消費量は第12次5ヵ年計画期末に2年連続でマイナスになり、減少幅も拡大傾向を示している。中国煤炭工業協会の分析によると、経済成長の鈍化と非化石エネルギーの急速な発展、環境面の拘束の強化、エネルギー多消費製品の生産量低下など様々な要因による影響で、石炭需要は今後さらに抑えられることになる。

　（我的煤炭網 11月2日）