10月28日、外交部定例プレス発表において、中国は北朝鮮の第6回核実験（訳注：原文のママ）に対する制裁措置として北朝鮮炭の輸入を全面的に禁止するのかという質問に対し、陸慷外交部報道官は次のように回答した。

　問：中国は北朝鮮の9月の第6回核実験（訳注：原文のママ・実際は5回目）に対する制裁措置として北朝鮮炭から石炭や鉄鉱石を輸入することを全面的に禁止する意向はあるのか。

　回答：北朝鮮の核実験に対する中国の立場についてははっきりしている。中国外交部は声明を発表しており、外交部報道官もプレス発会で中国の厳正な立場を再三表明してきた。この立場には変わりがない。

　北朝鮮の再度の核実験に対し安保理がさらなる対応を行うことには中国側も賛成している。同時に、中国は安保理の対応が対象を絞ったものであり、指向が明確でなければならないと主張している。ご承知のように、現在、安保理のメンバーは関連決議案について緊密に交渉を進めている。

　問：中国は石炭と鉄鉱石の全面輸入禁止を望まないということなのか。

　回答：私が述べたことは極めて明確だ。安保理の決議は北朝鮮の核実験実施に対象を絞ったものであるべきだ。また、北朝鮮の核及び関連する弾道ミサイル計画を明確に指向するものでなければならない。

　（中国能源網 10月31日）