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【新エネルギー】

中国国家能源局が太陽エネルギー発展第13次5ヵ年計画を公布 (16/12/16)
2016/12/16
中国【新エネルギー】

 国家能源局は12月16日、《太陽エネルギー発展第13次5ヵ年計画》を公布し、2020年末には太陽エネルギー発電設備を1.1億kW以上とし、うち太陽光発電設備を1.05億kW以上とすることを打ち出した。
 
 同計画は次のような目標を明確にしている。2020年には太陽エネルギー年間利用量を1.4億tce(標準炭換算トン)以上とする。第13次5ヵ年計画期には太陽光発電コストの持続的低下を目標とし、2020年には太陽光発電の電価水準を2015年に比べ50%以上引き下げる。また、太陽熱発電コストを0.8元/kWh以下とする。太陽エネルギーによる暖房や工業用熱供給が市場競争力を備えられるようにする。

 第13次5ヵ年計画期には太陽光発電の応用の多元化を強力に推進するとともに、太陽熱発電の産業化に向けた発展を積極的に推進して、多元的な太陽熱の利用を速やかに広げる。

 なお、第12次5ヵ年計画期において中国の太陽光発電産業体系は完備が進み、技術は著しく進歩した。太陽光発電の製造と応用規模はいずれも世界の先頭集団にある。また、太陽熱発電技術の研究開発や設備製造も大きな進展を遂げ、商業化実験発電所を完成させて、すでに大規模化に向けた発展の条件を基本的に備えている。太陽熱の利用も安定的に発展を続け、建築の暖房、工業用熱供給や農業生産等の分野でも応用が広がっている。

 (新華社 12月16日)