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【省エネ・環境】

【第13次5ヵ年環境保護産業計画】省エネ・環境保護産業を国民経済の基幹産業に (16/12/30)
2016/12/30
中国【省エネ・環境】

  国家発展改革委員会、科学技術部、工業情報化部は先般連名で第13次5ヵ年環境保護産業計画を通達した。

 同計画は、2020年までに省エネ・環境保護産業の急速な発展、質と収益の顕著な向上、高効率の省エネ・環境保護製品の市場シェアの大幅な上昇を実現し、一連のキー・コアテクノロジーでブレークスルーを遂げることを提唱している。省エネ・環境保護産業の発展にとって有利な制度と政策体系を形成し、省エネ・環境保護産業を国民経済の一大基幹産業にする。

 産業規模を持続的に拡大し、GDPに占める省エネ・環境保護産業の付加価値の比率を3%前後とする。技術水準を顕著に向上させ、省エネ・環境保護装備の市場シェアを大幅に引き上げ、装備のプラント化とコアパーツの国産化率を高める。産業集中度を高め、競争力を増強する。2020年までに国際競争力を備える一群の大型省エネ環境保護企業グループを育成する。全国的に統一され、十分な競争が展開され、規範的で秩序ある市場システムを基本的に確立し、価格、財政・租税、金融等の誘導・支援政策を徐々に健全化する。大衆のグリーン製品並びにサービスに対する購買意欲を大幅に高める。

 計画はこうした目標に向け、次のような任務を提示している。省エネ技術装備、環境保護技術装備、資源リサイクル技術装備など技術と装備の供給水準の向上を進める。省エネ環境保護サービスモデルを革新し、省エネ・節水サービスや環境汚染の第三者管理、環境モニタリング及びコンサルティングサービス、資源リサイクルサービスを展開する。市場主体の育成と拡大を図る。省エネ・環境保護市場需要を喚起し、市場環境の規範化と最適化を進める。

 分析機関の研究レポートによると、経済が「新常態」に進む過程において、省エネ・環境保護産業は政策による支援と持続的な推進の下で急速に発展することになる。

 (中国煤炭資源網 12月30日)