西南化工研究設計院有限公司を拠り所とする全国石炭化工標準化技術委員会石炭由来化学品分科会が起草を主導した国家標準「石炭由来合成天然ガス」(GB/T33445-2016)が国家標準化管理委員会の承認を得て公布された。2017年7月1日から施行される。

　石炭由来合成天然ガスはクリーン・コールの主要な技術路線として大きな発展の展望が広がっている。2020年の中国の石炭由来天然ガス(SNG）の生産能力は200億m3/年に達すると予想される。今回の国家標準の施行は、中国のSNG産業の発展を導き支える役割を果たすだろう。

　「石炭由来合成天然ガス」はSNG分野の国家標準として中国はもとより世界でも初めてのものになる。この標準は石炭由来合成天然ガスの発熱量及び水素、硫化水素、一酸化炭素、二酸化炭素など主要技術指標を対象にした技術規格になり、石炭由来合成天然ガスのパイプライン輸送、混載輸送や消費の過程においても遵守と依拠すべきルールになる。中国の石炭由来合成天然ガス産業の着実な発展を促進する上で効果を発揮する。

　（中国煤炭資源網 1月17日）