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アジアの石油精製会社は、かつてないほど北海原油の調達に向かっている。それは、彼らへの主要な原油供給国が、供給過剰を解消すべく原油生産を制限しているからである。Bloombergが収集したデータによると、1月に北海からアジア向けに輸出される原油は、記録的な1,200万バレルに達する見込みである。
ノルウェイと英国のオフショア油田から、既に900万バレルが東に向かって輸送されている。来週中に、少なくても次の300万バレルが輸出されることになっている。もし現在予定されている原油の流れが、全てその通りに動くとすると、指標原油であるBrent原油の1月供給量の約2/5、40%がアジアへ向うことになる。
KBC Advanced Technologies社の主任コンサルタント(principal consultant)Ehsan Ul-Haq氏によると、「中東からの十分な原油供給がないため、アジアはその需要を満たすために北海や西アフリカからの輸入に関心を向けている。中国の石油生産は減退したが、大西洋海盆地域では供給過剰が続いているからである。」
北海の原油供給者は、OPECや他の11ヶ国が世界の原油市場の安定化に向けた努力の中で生産削減したことから便益を受けている。OPECと彼らに同調するグループによる供給削減は、中東原油の相対的な価値を16ヶ月ぶりの高値にまで押し上げた。一方で、サウジアラビアやクウェートを含む産油諸国は東方向けの油の流れを制限している。
これが意味するところは、中国が記録的なレベルで原油を大量消費しているアジア地域の石油精製会社にとって、北海原油が相対的な経済性の面で、より購入しやすくなってきているということである。
(Bloomberg 1月24日)