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【石油・天然ガス】

日本はUAEとの原油備蓄契約を2019年まで延長(17/01/19)
2017/1/19
アジア【石油・天然ガス】

 1/19(木)METIの発表によると、日本は自国への原油供給量で世界第2位であるUAEのアブダビ国営石油(ADNOC)に対して、日本での原油備蓄契約を2019年末まで2年間延長した。この協定は、先週末、日本の世耕広成 経済産業相とSultan Al Jaber UAE ADNOC総裁の間で合意された。


 日本は、UAEに対して2009年からこの対価なしでの原油備蓄を認めてきており、2017年末で終了する予定であったが、2019年末まで延長したものである。本協定下、ADNOCは日本の南部鹿児島県の喜入石油基地で、最大629万バレル(百万KL)まで無料で原油を備蓄できる。

 日本は、類似の協定をサウジ・アラビアとも締結している。これらの協定は、日本への2大石油供給国に対してアジア市場へのアクセスを容易にさせているが、もし日本への石油供給量が不足した場合は、日本がこの備蓄に優先的にアクセスできることになっている。

 日本政府は、この2供給国による備蓄量の半分を国家戦略備蓄の一部として算入している。