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【エネルギー全般・政治経済】

中国 エネルギー供給の質が2016年に向上 国家統計局(17/03/01)
2017/3/1
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家統計局が2月28日に発表した統計が明かにしているように、2016年にエネルギー分野の供給側構造改革は成果を表し、エネルギー供給の質がより一層向上した。

 特に過剰生産能力解消任務は計画以上に達成され、原炭生産量は大幅に下がった。国際原油価格の低迷が続き、原油生産量が大幅に減少した一方で、輸入量は相対的に増加した。原油処理量は安定的に増加した。天然ガス生産量は安定的に増加し、輸入量は急増した。発電量の伸び率が上昇し、電力生産構造の最適化が進んだ。

 2016年の原炭生産量は34.1億トン、前年比9.0%減になった。原炭生産量は2013年に39.7億トンに達したが、その後は3年連続のマイナスになった。

 天然ガスの2016年の生産量は増加を維持し、輸入量は急増した。生産量と輸入量の比は2:1。2016年の天然ガス生産量は1,369億m3、前年比1.7%増になり、輸入量は5,403万トン、22.0%増になった。

 2016年の発電電力量は6兆kWhを突破し、前年比5.6%増、伸び率は5.3ポイント上昇した。電力生産構造の最適化が大幅に進み、非化石エネルギー発電の比重がさらに上昇した。水力発電、風力発電、ソーラー発電の設備容量は世界第1位である。

 (経済日報 3月1日)