1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

2016年の中国のコークス輸出の8割は山西省産 主に日本へ輸出 (17/03/08)
2017/3/8
中国【石炭】

 「世界のコークス王国」と呼ばれる山西省の2016年のコークス輸出量は中国全体の8割近くを占めた。また、山西省のコークスの最大輸出先は日本であった。

 太原税関に対する取材によると、2016年の山西省のコークス輸出は765.3万トン、前年同期比7.9%減少したが、同年の全国総輸出量の75.6%を占めた。

 山西省は中国の重要なコークス生産基地であり、コークスの生産量と対外移出量は全国第1位、また、長年にわたって世界最大のコークス輸出基地の地位を維持している。

 2016年の山西省のコークス輸出価格は比較的大きい変動を示した。太原税関の統計によると、2016年12月の山西省の輸出量の爆増と輸出価格の急騰が発生し、同月のコークス輸出は5.4万トン、前年同月比30.4%増になり、前月比では598.7%増加した。輸出額は9,332.8万元、前年同月に比べ159.9%増加し、前月比では736.2%増加した。

 山西省のコークスの最大輸出先は日本であり、2016年の対日輸出は前年比37.3%減少したものの、山西省のコークス総輸出量の57%を占めた。英国への輸出は全体の19.6%、インドへの輸出は9.1%、オーストラリアへの輸出は4.4%を占めた。

 また、山西省統計局のデータによると、2016年の山西省の一定規模以上企業のコークス生産量は8,186万トン、前年比2.2%増加した。

  (新浪網 3月8日)