中国が国境を跨ぐ送電線を建設して、ネパールとチベット自治区の電力貿易を許可することを提案した。
中国国家電網公司(SGCC)の幹部が3ヵ月前にネパールを訪問し、ネパールエネルギー省並びにネパール電力局(NEA)と、ネパール北部国境のRasuwagadhiとKyirongを結ぶ400kVの送電線の建設について討議した。
この会談において、NEAのKulman Ghising局長は中国代表団に対し、送電線を南のGalchhiにまで延長するよう求めた。ネパール−インドのクロスボーダー送電線に連系できるからである。
「ミレニアムチャレンジコーポレーション(MCC)はMuzaffarpur-Dhalkebar-Hetauda送電線をDhading地区のGalchhiに延伸することを提案している」とNEAは指摘し、「クロスボーダー送電線をGalchhiにまで延長すると、三国間の電力貿易の基礎が固められる」とした。
国家電網の幹部が、当該送電線による中国からのエネルギー輸入をめぐるネパールの計画案について質問すると、ネパールの官僚は、中国との系統連系はインドとの送電線に取って代わるためであり、また、この送電線は中国が建設を提案しているカトマンズの鉄道にとっても必要であると表明した。 会談後、NEAはKomalAtreya氏をモニタリング部門のチーフに指定し、中国側のFSのために所要の情報を提供させることにした。
国家電網の幹部は近日中にFSを完成させ、4月にネパールに提出すると表明した。
NEAの消息筋によると、Janardan Sharmaエネルギー相はこの送電線の建設に熱心であるが、首相クラスでイニシアチブが取られなければ、実現は難しいとのことである。
ネパール外務省は、間もなく訪中するPushpa Kamal Dahal首相がクロスボーダー送電線計画についても討議するとしている。
KP Sharma Oli前首相が昨年訪中した際、両国はクロスボーダー送電線の開発について初めて協約に調印し、その後、中国政府は国家電網を指定して同事業を前進させることになったが、ネパール側が乗り気でないため、進展は遅れていた。
(Kathmandu Post 3月21日)
中国が国境を跨ぐ送電線を建設して、ネパールとチベット自治区の電力貿易を許可することを提案した。
中国国家電網公司(SGCC)の幹部が3ヵ月前にネパールを訪問し、ネパールエネルギー省並びにネパール電力局(NEA)と、ネパール北部国境のRasuwagadhiとKyirongを結ぶ400kVの送電線の建設について討議した。
この会談において、NEAのKulman Ghising局長は中国代表団に対し、送電線を南のGalchhiにまで延長するよう求めた。ネパール−インドのクロスボーダー送電線に連系できるからである。
「ミレニアムチャレンジコーポレーション(MCC)はMuzaffarpur-Dhalkebar-Hetauda送電線をDhading地区のGalchhiに延伸することを提案している」とNEAは指摘し、「クロスボーダー送電線をGalchhiにまで延長すると、三国間の電力貿易の基礎が固められる」とした。
国家電網の幹部が、当該送電線による中国からのエネルギー輸入をめぐるネパールの計画案について質問すると、ネパールの官僚は、中国との系統連系はインドとの送電線に取って代わるためであり、また、この送電線は中国が建設を提案しているカトマンズの鉄道にとっても必要であると表明した。
会談後、NEAはKomalAtreya氏をモニタリング部門のチーフに指定し、中国側のFSのために所要の情報を提供させることにした。
国家電網の幹部は近日中にFSを完成させ、4月にネパールに提出すると表明した。
NEAの消息筋によると、Janardan Sharmaエネルギー相はこの送電線の建設に熱心であるが、首相クラスでイニシアチブが取られなければ、実現は難しいとのことである。
ネパール外務省は、間もなく訪中するPushpa Kamal Dahal首相がクロスボーダー送電線計画についても討議するとしている。
KP Sharma Oli前首相が昨年訪中した際、両国はクロスボーダー送電線の開発について初めて協約に調印し、その後、中国政府は国家電網を指定して同事業を前進させることになったが、ネパール側が乗り気でないため、進展は遅れていた。
(Kathmandu Post 3月21日)