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【石油・天然ガス】

カンボジア、石油企業は生産物分与協定の署名に準備(17/3/30)
2017/3/30
アジア【石油・天然ガス】

 シンガポールの上場企業KrisEnergy Ltd社は、カンボジア政府と石油生産物分与協定に署名する準備を進めていることを発表した。同社のCOO Kelvin Tang氏によると、タイ湾に位置する海上油田ブロックA鉱区での採掘に関する最終契約が準備でき、いよいよカンボジアの領海内に初めての石油生産への道を開く。KrisEnergy社は、石油メジャーシェブロンが掘り当てた同ブロックA鉱区(4,709?)の権益の30%を買い取り、昨年は日本の三井石油と韓国のGSエナジーが所有している権益を買い取った。現在同社は95%の権益を所有し、残りの5%はカンボジア政府が所有している。

 全てが順調であれば、2019年中頃に石油採掘が始まり、推定生産能力は1日当たり1万バレルに達すると見込んでいる。同鉱区資源埋蔵量は7億バレルの石油および3〜5兆cfの天然ガスが存在すると評価されている。

(The Phnom Penh Post 2017年3月30日)