国家発展改革委員会は4月28日、オフィシャルサイトに《原油精製企業の輸入原油使用申請問題に関する通達》を公示し、5月5日から、原油精製企業の輸入原油使用申請の受理を停止することにした。2017年5月4日までに申請を行った企業については、2015年253号文書の規定に従って、発展改革委員会は引き続き審査を行う。

　今回の通達によると、輸入原油の使用を許可された企業は承諾に従って、産業政策を厳正に執行しなければならない。許可を得ないまま製油装置の新規建設や拡充を行うことは禁止される。関係規定に従って原油の最低在庫を維持するとともに、原油の輸入、精製及び主要製品等について状況を報告しなければならない。

　各地方の所管部門は生産能力の淘汰の一方で違法生産能力が建設されないようにし、違法建設行為があった場合は、法に基づいて処罰しなければならない。

　発展改革委員会は輸入原油の使用を許可された企業に対する監督管理を強化し、石油・天然ガス信用喪失企業ブラックリストを設けて、石油・天然ガス産業の信用体系を健全なものにする。また、関係政府部門と共同で、技術水準、製品の品質、エネルギー消費、安全生産、環境保護、納税といった側面から動態的監督管理を進める。厳重な信用喪失行為や違法行為に対しては、輸入原油使用枠の調整や使用資格の撤回も含む総合的な懲戒を実施する。

　（中国能源網 4月28日）