1. HOME
  2. 中国 【電力】

中国
【電力】

中国が主要火力発電企業及び原子力発電企業を3社に再編することを検討 (17/05/09)
2017/5/9
中国【電力】

 中国は主要火力発電企業と原子力発電企業を合併再編して3社に統合することを検討している。神華、中広核及び大唐の3社、華電、国電及び中核の3社、華能及び国電投の2社をそれぞれ1社に合併することが案の一つになる。

 中国政府は上掲のオプションについて関係企業に意見を求めたが、このオプションが最終案というわけではなく、変数も存在する。各社はこの問題についていずれもコメントしていない。

 今年3月、国有資産監督管理委員会の肖亜慶主任は、2017年に中央企業の再編を徹底推進すると表明し、特に鉄鋼、大型設備、火力発電等の分野では再編を進めないわけには行かないとしていた。

 昨年7月、神華が中広核との合併を検討していると報道されたが、神華はすぐにその報道を否定した。

 また、今年3月には、大唐発電と中国神華が合併すると報道されたが、中国神華はそのような事実はないと表明した。

 華電、国電、華能、国電投及び大唐はいずれも中国5大発電集団である。

 2002年、電力体制改革が実施され、国家電力公司は、国家電網公司と南方電網公司の2大電網公司と、国電、華電、華能、大唐及び中電投の5大発電集団に分割された。

 また、中核公司は国務院の承認を経て組織された超大型国有独資企業である。中国の原子力発電所の主要事業主であり、重要な原子力発電技術ベンダーである。

 (中国能源網 5月9日)