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マレーシア、トクヤマ社はSamalajuシリコン工場を韓国OCI社に売却(17/5/11)
2017/5/11
アジア【新エネルギー】

 日本のトクヤマ(株)は、マレーシア現地法人トクヤマ・マレーシア社の全株式を韓国のOCI社に譲渡すると発表した。今回の全株式の売却は今年の3月31日の譲渡完了を予定していたが、各関係規制当局承認の影響で5月31日にずれこんだ。

 2009年、トクヤマ社はマレーシアのサラワク州が推進する再生可能エネルギー回廊のSamalaju工業団地に2,000億円(19.9億ドル)を投資して半導体とソーラーの多結晶シリコンの2つ製造プラントを建設した。同事業は、当初年間2,000万トンの生産規模で稼働する計画であったが、中国製のポリシリコンの格安製品との競争に勝てず事業が悪化した。2016年の年間売上は139億円に止まり、同年の9月に全事業を韓国のOCI社に売却することを発表した。

(The Star 2017年5月11日)