Ernst & Young会計事務所が5月16日に発表したレポートによると、グローバル再生可能エネルギー市場吸引力ランキングで中国が第1位、インドが第2位になった。　

　昨年第1位だった米国は、今年は第3位に下がった。トランプ大統領の下で米国のエネルギー政策に変化が生じたためである。

　中国は2020年までに3,630億ドルを再生可能エネルギー生産能力に充当すると宣言し、インド政府も2022年までに再生可能エネルギー発電設備容量を17万5,000MWとする計画である。
　
　欧州諸国の中では、ドイツが第4位、フランスが第8位にランクし、英国は昨年の第14位から第10位に上昇した。

　但し、英国の再生可能エネルギー投資はここ数年安定しているもの、EU離脱によって未来のエネルギー政策は不透明になっている。

　Ernst & Youngでエネルギー企業向け金融を主管するBen Warren氏によると、英国が第10位に返り咲いたのは、他の国が脱落したためであり、特にブラジルは12月に風力発電とソーラー事業の入札を撤回していた。

　（FX168財経 5月17日）