国家能源局電力司の郭偉副巡視員は、国家能源局が関係政府部門と共同で北方地区のクリーン暖房計画を起草中であることを明らかにした。天然ガス、電気、地熱、バイオマス、ソーラー、工業余熱による暖房やクリーン・コールによる集中熱供給の普及に重点を置き、暖房のクリーン化を科学的に推進する。

　郭偉副巡視員によると、計画は資金支援、価格の仕組み、電力の直接取引、エネルギー供給の保証、体制と仕組みの改革、環境保護監督管理、技術装備や産業体系の建設など様々な側面から支援・保障措置を策定するとともに、クリーン暖房推進における国、地方及び企業の職責と任務を明確にする。

　また、計画は戦略面で熱供給網のシステム効率を絶えず向上させ、暖房用のエネルギー消費を引き下げることを提唱している。さらに、石炭分散燃焼による暖房が主に農村に集中している問題を解決するため、農村地区のクリーン暖房に絞った対策と措置を打ち出すことになる。

　郭偉副巡視員によると、計画の素案はすでに完成しており、目下意見聴取を進めている。計画の修正と完備を進めた上で、出来る限り早く公布することになる。

　（新華網 5月19日）