5月22日、中国煤炭工業協会は《当面の全国石炭経済運行状況に関する通報》を示達した。

　2017年以降、石炭経済は全体的に平穏態勢を維持し、供給と消費が若干増加し、市場の需給は基本的に平衡している。価格は安定しつつも下落傾向を示しているが、合理的な範囲に収まっている。産業の収益状況は全体的に好転している。4月には石炭消費がオフシーズンに入り、消費は前月比で減少したが、供給は引き続き増加した。主要需要家と港湾の石炭在庫は増加し、価格は徐々に下落し始めた。

　中国煤炭工業協会の試算によると、1〜4月の全国石炭消費量は約12.8億トン、前年同期比3.4％増加した。うち発電用は6.4億トン、4.8％増、鉄鋼用は2.1億トン、4.1％増。

　中国煤炭工業協会の関係責任者によると、石炭市場の需給状況は基本的には未だ根本的な変化は発生しておらず、当面の国内の石炭生産と生産能力建設規模は依然大きく、供給過剰問題はなお存在している。今年の石炭市場の需給は基本的に平衡を維持し、需給は徐々に緩和に向かうと予想される。同時に一部地区では資源や運輸の拘束を受けて段階的な逼迫問題も発生する。

　（人民網 5月23日）