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【新エネルギー】

マレーシア、成長を続ける太陽光産業(17/6/19)
2017/6/19
アジア【新エネルギー】

 マレーシア政府は、再生可能エネルギー産業の導入促進に多くの支援策を行ってきた。マレーシアの持続可能なエネルギー開発庁(SEDA)が発表した資料によると、2016年7月に許可を出した9,586件の固定買取価格(FIT)の案件の内、9,406件が太陽光発電の案件である。太陽光発電案件の内、95%の申請案件は72kW以下の小規模太陽光発電事業である。

 一方、太陽エネルギーへの需要は、従来の環境意識で導入されるだけではなく、最近その経済性についても注目されるようになっている。マレーシアの投資開発庁(MIDA)長官のAzman氏によると、現在は2020年までに2,080MWの再生可能エネルギー導入を目標に設定しており、うち太陽光発電は1,250MWを占めると示されている。同氏によると、今後の成長をさらに促すために、今年末までに「マレーシア太陽光発電ロードマップ2030」を発表する予定である。

 マレーシアは、太陽光パネルとモジュールの生産量が世界第3位であり、約250社の企業が太陽光パネルとモジュールの生産に係わっている。その約80%の製品はEU、米国とアジア諸国に輸出される。

The Star 2017年6月19日)