中国石油化工股フェン有限公司(SINOPEC CORP.)の王天普総裁は10日、原油資源の逼迫と原油価格高騰の中で、同社は石炭化学工業の技術開発を重視し、石炭化学工業分野の開拓に積極的に取り組まなければならないと表明した。王天普総裁は、SINOPECの化学工業生産経営情勢には不確実な要素とともに、有利な条件も備わっており、チャレンジとチャンスが並存するとの考えを示した。 現在石炭化学工業に携わっている企業の主力は石炭企業である。石炭液化やメタノール等の事業でも石炭企業が主役を演じ、60%以上のシェアを占めている。 SINOPECが石炭化学工業分野の開拓を加速させることについて、石炭の専門家である李朝林氏は、市場経済条件の下では、石炭であれ、石油化学であれ、各産業とも最早自己の産業内部における発展に限定することはなく、SINOPECが石炭化学工業に乗り出すことは、産業のさらなる発展に寄与すると述べた。 試算によると、石油価格が1バレル40ドル以上の場合、石炭化学工業路線によって化学工業製品を生産することは、コストが石油化学路線の場合に比べ5〜10%下がり、十分な競争力と収益力を備えることになる。 (北京商報 3月11日)
中国石油化工股フェン有限公司(SINOPEC CORP.)の王天普総裁は10日、原油資源の逼迫と原油価格高騰の中で、同社は石炭化学工業の技術開発を重視し、石炭化学工業分野の開拓に積極的に取り組まなければならないと表明した。王天普総裁は、SINOPECの化学工業生産経営情勢には不確実な要素とともに、有利な条件も備わっており、チャレンジとチャンスが並存するとの考えを示した。
現在石炭化学工業に携わっている企業の主力は石炭企業である。石炭液化やメタノール等の事業でも石炭企業が主役を演じ、60%以上のシェアを占めている。
SINOPECが石炭化学工業分野の開拓を加速させることについて、石炭の専門家である李朝林氏は、市場経済条件の下では、石炭であれ、石油化学であれ、各産業とも最早自己の産業内部における発展に限定することはなく、SINOPECが石炭化学工業に乗り出すことは、産業のさらなる発展に寄与すると述べた。
試算によると、石油価格が1バレル40ドル以上の場合、石炭化学工業路線によって化学工業製品を生産することは、コストが石油化学路線の場合に比べ5〜10%下がり、十分な競争力と収益力を備えることになる。
(北京商報 3月11日)