海関総署が昨日公表したデータによると、中国の2月期の石炭輸出は300万トンで、前年同期比28%以上もの激減となった。輸出額では2億2,606万ドル、前年同期比28.9%減。但し、今年1〜2月の累計輸出量は875万トンで、前年同期比13.5%増であった。業界筋によると、石炭の内外価格差が比較的大きく、今後は輸出が増加する可能性もある。 2月期は中国南方地区の大雪災害のため石炭不足が深刻化し、政府は石炭輸出を一旦停止した。発展改革委員会は先日、2008年は石炭純輸入になると指摘している。鉄道輸送の伸びが比較的小さいため、2008年の国内の石炭の有効供給量の伸びも小さなものになり、2008年の石炭輸入量は依然小幅の伸びを示すと見込まれる。 一方、海外需要家の中国炭に対する依存度が低下している。例えば、韓国電力は、中国からの石炭輸入量の減少を補うため、2008年に南アフリカからの石炭輸入を3倍増にするよう計画している。 しかしながら、専門家は、2月期の一連のデータから見て、中国の今年の石炭輸出は楽観できると指摘する。なぜなら、石炭の内外価格差は1トン当たり約200元になっており、2月期の輸出を制限していなかったら、石炭輸出量は相対的に大きなものになったに違いないからである。国内石炭価格が上昇しない限り、今後石炭輸出量が増加する可能性は高い。 (第一財経日報 3月11日)
海関総署が昨日公表したデータによると、中国の2月期の石炭輸出は300万トンで、前年同期比28%以上もの激減となった。輸出額では2億2,606万ドル、前年同期比28.9%減。但し、今年1〜2月の累計輸出量は875万トンで、前年同期比13.5%増であった。業界筋によると、石炭の内外価格差が比較的大きく、今後は輸出が増加する可能性もある。
2月期は中国南方地区の大雪災害のため石炭不足が深刻化し、政府は石炭輸出を一旦停止した。発展改革委員会は先日、2008年は石炭純輸入になると指摘している。鉄道輸送の伸びが比較的小さいため、2008年の国内の石炭の有効供給量の伸びも小さなものになり、2008年の石炭輸入量は依然小幅の伸びを示すと見込まれる。
一方、海外需要家の中国炭に対する依存度が低下している。例えば、韓国電力は、中国からの石炭輸入量の減少を補うため、2008年に南アフリカからの石炭輸入を3倍増にするよう計画している。
しかしながら、専門家は、2月期の一連のデータから見て、中国の今年の石炭輸出は楽観できると指摘する。なぜなら、石炭の内外価格差は1トン当たり約200元になっており、2月期の輸出を制限していなかったら、石炭輸出量は相対的に大きなものになったに違いないからである。国内石炭価格が上昇しない限り、今後石炭輸出量が増加する可能性は高い。
(第一財経日報 3月11日)