国土資源部は7月10日、全国石油・天然ガス資源探査開発状況を発表した。発表によると、2016年には油価の持続的低迷を受けて、石油企業は低効率の油井の閉鎖や高コスト油田の生産量削減を余儀なくされ、全国の石油ガス資源探査開発投資と実際の作業量は大幅に低下したものの、中西部及び海域の探査では一群の打開を実現した。
2016年の中国の石油新規確認原始埋蔵量は10年ぶりに10億トン以下に下がったが、天然ガス新規確認原始埋蔵量は14年連続で5,000億m3を超えた。石油生産量は顕著な低下傾向を示したが、依然として2億トンの水準を維持している。天然ガス生産量は小幅の低下になったが、炭層ガスとシェールガスの生産量はいずれも過去最高を記録した。
専門家によると、油価低迷の影響で、石油企業はいずれも資源探査開発投資と実際の作業量を減らし、そのため、中国の石油ガス探査投資は10年前の水準に戻った。
2016年の全国石油ガス探査投資は572.5億元、前年比12.1%減になり、開発投資は1,333.4億元、29.6%減になった。
石油新規確認原始埋蔵量は10年ぶりに10億トン以下に下がった。2016年の全国石油新規確認原始埋蔵量は9.14億トン。2016年末時点の全国石油累計確認原始埋蔵量は381.02億トン、技術的残存可採埋蔵量は35.01億トン、経済的残存可採埋蔵量は25.36億トンで、可採年数は12.7年になる。
天然ガス資源については、国土資源部石油ガス資源戦略研究センターの趙先良主任によると、中国の天然ガス資源の確認程度は高くなく、依然として探査初期段階にある。
中国の天然ガス資源ポテンシャルは石油よりも大きく、天然ガス1,111m3を石油1トンとして換算すると、天然ガス残存可採資源量は石油の約1.7倍になる。中国の天然ガスの埋蔵量と生産量は今後急速に増加する発展段階に進む見込みである。 生産量については、石油生産量は6年ぶりに2億トン以下に下がり、天然ガス生産量は安定しつつも若干下がった。2016年の全国石油生産量は1.996億トンで、2億トン以下に下がるのは2011年以来初めてになった。
2016年には中西部と海域の在来型石油ガス探査で新たな打開を遂げ、埋蔵量増加の新たな領域を開いた。在来型石油ガス探査では主にオルドス、四川、ジュンガル、タリムの中西部盆地と海域で発見が相次いだ。
但し、新規の資源量には低品位の油ガス田が多いことには注意しなければならない。質が低い石油ガス、低浸透の石油ガスや、埋蔵深度の深い石油ガス、深海石油ガスや重質油、硫黄分の高い天然ガスなど低品質資源の比率は年々上昇している。こうした資源は探査開発や利用の難度が高く、ハイテクを採用することが必要になるため、探査開発コストも極めて大きくなる。
(新華網 7月12日)
国土資源部は7月10日、全国石油・天然ガス資源探査開発状況を発表した。発表によると、2016年には油価の持続的低迷を受けて、石油企業は低効率の油井の閉鎖や高コスト油田の生産量削減を余儀なくされ、全国の石油ガス資源探査開発投資と実際の作業量は大幅に低下したものの、中西部及び海域の探査では一群の打開を実現した。
2016年の中国の石油新規確認原始埋蔵量は10年ぶりに10億トン以下に下がったが、天然ガス新規確認原始埋蔵量は14年連続で5,000億m3を超えた。石油生産量は顕著な低下傾向を示したが、依然として2億トンの水準を維持している。天然ガス生産量は小幅の低下になったが、炭層ガスとシェールガスの生産量はいずれも過去最高を記録した。
専門家によると、油価低迷の影響で、石油企業はいずれも資源探査開発投資と実際の作業量を減らし、そのため、中国の石油ガス探査投資は10年前の水準に戻った。
2016年の全国石油ガス探査投資は572.5億元、前年比12.1%減になり、開発投資は1,333.4億元、29.6%減になった。
石油新規確認原始埋蔵量は10年ぶりに10億トン以下に下がった。2016年の全国石油新規確認原始埋蔵量は9.14億トン。2016年末時点の全国石油累計確認原始埋蔵量は381.02億トン、技術的残存可採埋蔵量は35.01億トン、経済的残存可採埋蔵量は25.36億トンで、可採年数は12.7年になる。
天然ガス資源については、国土資源部石油ガス資源戦略研究センターの趙先良主任によると、中国の天然ガス資源の確認程度は高くなく、依然として探査初期段階にある。
中国の天然ガス資源ポテンシャルは石油よりも大きく、天然ガス1,111m3を石油1トンとして換算すると、天然ガス残存可採資源量は石油の約1.7倍になる。中国の天然ガスの埋蔵量と生産量は今後急速に増加する発展段階に進む見込みである。
生産量については、石油生産量は6年ぶりに2億トン以下に下がり、天然ガス生産量は安定しつつも若干下がった。2016年の全国石油生産量は1.996億トンで、2億トン以下に下がるのは2011年以来初めてになった。
2016年には中西部と海域の在来型石油ガス探査で新たな打開を遂げ、埋蔵量増加の新たな領域を開いた。在来型石油ガス探査では主にオルドス、四川、ジュンガル、タリムの中西部盆地と海域で発見が相次いだ。
但し、新規の資源量には低品位の油ガス田が多いことには注意しなければならない。質が低い石油ガス、低浸透の石油ガスや、埋蔵深度の深い石油ガス、深海石油ガスや重質油、硫黄分の高い天然ガスなど低品質資源の比率は年々上昇している。こうした資源は探査開発や利用の難度が高く、ハイテクを採用することが必要になるため、探査開発コストも極めて大きくなる。
(新華網 7月12日)