国家発展改革委員会と国家能源局は《中長期石油ガスパイプライン網計画》を通達した。石油・天然ガスインフラネットワークの総合的な計画配置を進める。

　同計画は次のような目標を確定している。2025年には全国の石油ガスパイプライン網の規模を24万キロとする。ネットワークのカバー領域をさらに拡大し、構造を最適化し、貯蔵・輸送能力を大幅に高める。全国の省・自治区・直轄市の全てに石油製品と天然ガスの基幹パイプライン網を繋ぎ、人口100万人以上の都市には基本的に石油製品パイプラインを繋げ、50万人以上の都市には天然ガスパイプラインを繋げる。

　計画は今後の対策の重点を次のように明確にしている。

　(1) 「一帯一路」からの輸入ルートを拡張する。陸上石油ガスパイプラインからの輸入能力を拡大するとともに、海上からの恒常的な石油受入能力を安定させ、LNG受入能力の向上に力を入れる。

　(2) 天然ガスパイプラインの計画配置を強化する。基幹パイプライン網と連絡線を完備して、基礎ネットワークを強化する。

　(3) 原油パイプラインの計画配置を整備し、国内のパイプラインの合理的な配置を進める。沿海の埠頭から石油化学基地をパイプラインで繋ぐ。

　(4) 石油製品パイプラインの計画配置を最適化する。石油製品消費動向と合わせて、基幹パイプラインの建設を速やかに進め、広域的な調節と融通と推進して、全国の需給の全体的な均衡を実現する。

　(5) 石油備蓄体系の建設完備を進める。地下ガス貯蔵庫と地上LNG貯蔵タンクを中心にガス貯蔵システムの建設と形成を進め、原油備蓄能力と天然ガスピーク調整能力を高める。

　（中国網 7月13日）